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| 新潮文庫 1990年 絶版 |
ソノラマ文庫 2000年 | 新潮文庫 1991年 絶版 |
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| 新潮文庫 1990年 絶版 |
ソノラマ文庫 2000年 | 新潮文庫 1991年 絶版 |
| 星虫 第一回ファンタジーノベル大賞候補作。大賞は酒井賢一の「後宮小説」だった。いまだにNiftyのライトノベル会議室で話題に上る名作だが、永らく絶版になって入手は非常に困難だった。2000年6月、朝日ソノラマより再版。ほぼ全面的に改定されていて、十年分の時代の空白を埋める代償に主人公がちょっとおとなしくなってしまっている。 内容 ６才の時、パイロットになりたかった主人公はトレーニングのランニング中に迷子になってしまう。そんな彼女は不思議なおじさんに声をかけられて彼の書斎に誘われ、宇宙のすばらしさを知る。彼女は宇宙パイロットになるための方法を教えてもらい、十年後もトレーニングを続けていた。周囲との軋轢から、希望進路に宇宙パイロットと書くこともなくなり、夢を口にすることもなくなったが、心の中ではいまだ信念は変わっていない。ある日、宇宙から謎の「虫」が降り注ぎ、５０億の人々の額に張り付く。「星虫」と呼ばれたそれは人間の感覚を広げ、所持者は壊れゆく地球の叫びを聞くことになる。地球環境崩壊を避けるには、宇宙へ進出し生存環境を広げるしかない。にわかに人類に宇宙開発熱が広がる。が、星虫が成長するとその姿から排斥されるようになり、主人公とクラスメートが最後の保持者となる。星虫ははたして人間の寄生虫なのか、その正体はなんなのか。 読まなきゃこの感動は味わえない。 なんつうかですねえ、良くできてるんですわ。16才の純真さと無謀さといい、ストーリーの広がりといい。ジュブナイルを読むならこれを読め！ |
| イーシャの船 |