- 1999年10月27日（水曜日） 雨
- えらい雨だった。風が強く、駅までたどり着く間にびしょ濡れになった。
- 「王妃の離婚（佐藤賢一）」「覆面作家の夢の家（北村薫）」および「ＡＲＩＥＬ（１４）（笹本祐一）」を読了。佐藤賢一の「王妃の離婚」はこれまでの作品に比べ、女性の描写が多少出来ているかなという所、「傭兵ピエール」あたりとおもしろさに変わりはない。でもまあ「上手い！」と思わせるところはない作家ではありますな。北村薫はさすがの業師、最新作のチェスに題材を取った作品は何かと言われているようだが、破綻のない構成より何よりまず文章が美しい。情感がすばらしい。ま、善人しか出てこないんですがね。「ＡＲＩＥＬ」は、イラストに惹かれて獅子王を購入したのが１５の年だったからかれこれ１５年（げ！）読んでいるのだが、ここへ来てなにやら状況が動き出している。最近、あんま量産してないんで忘れていたが、この作者は物語を終わらせるのがあまりにも下手。あんまラストへ収束する流れなど作ってもらいたくないものである。
- 塩野七生のローマ人の物語最新刊は積ん読く本へ。家畜人ヤプーは２巻目へ突入。
1999年10月23日（土曜日） 晴れ - 例によって仕事。例によって終電まで。面白いこと何も無し。
1999年10月22日（金曜日） 晴れ？ - 泥沼の仕事中、一階に間食をとりに降りたら、オーケストラがスターウォーズをやっていた。見事だった。聞いていたかったが仕事が煮詰まっていたので足早に立ち去った。生オーケストラでスターウォーズを聞けるなんて非常に心動かされが・・・・・。残念だったなぁ。
1999年10月20日（水曜日） 晴れ - 終電帰り。飯食って酒飲んで寝る。２カ所で事件が勃発し、指導力が問われた一日であった。何時間電話してたんだかまったく。
1999年10月19日（火曜日） 雨 - この改変期からチェックしているアニメは「ダイガード」と「リヴァイアス」。ダイガードは結構面白いが、リヴァイアスの方は人物描写にヴェイトを置いているにもかかわらず、キャラが一面的で軽い。一面的なキャラクターは分類されやすいが味わいがない。ＳＦ考証もダメ。
- 最近は完全にワーカホリック。
1999年10月18日（月曜日） 晴れ - 恐ろしい夢を見た。夢の中ではすでに火曜日で「うまくいっていない方のプロジェクト」をぶっちして、「うまくいっている方のプロジェクト」の本番移行を行う朝だった。夜通しうなされ、汗まみれで目覚めた。そんなに嫌か今のメインプロジェクト。ちょいと記憶がおかしくなって過労の気配が感じられた。ま〜今月いっぱいの辛抱・・・なのかなぁ・・・・。
1999年10月17日（日曜日） 晴れ - いきなりの冷え込み。おそろしく急に最高気温が下がった。
- あいもかわらず忙しいが、今週あたりからようやく日曜日は休めるようになった。とりあえず１０月いっぱいは忙しいだろう。１１月になっても忙しいとなると、それはやばいと言うことだ。しかし思うに、ホストからオープンへ、さらにインターネットへ、技術革新が進むたび、開発時に気に掛けなければならないことが多くなり、そのギャップは我々開発陣がカバーしてきたわけだが、そろそろボトムネックだ。正直に言ってＷｅｂシステムの開発はＣ／Ｓに比べ数倍の労力がかかる。正直、それで若手を見ると「６人ぐらいに分裂しているのではないか」と思われる作業量をこなしている。少なくとも企業向けのオーダーメイドシステム開発は、そろそろ淘汰の時期に来ているのかもしれない。
- とりあえず家畜人ヤプーの一巻目を読み終わった。読む前に伝説から想像していたものとはまったく違う、素晴らしい小説だった。
- ものになるプログラマーとそうでないプログラマーの差は、テストしてバグが出てからソースを見ないと分からない。若いプログラマーは一律に使えないと思っていたが、叩いてみると意外と伸びる奴が多い。このへんは我々の時代と変わらないのかなぁ。ま、最近の忙しいは「土曜も日曜も朝から終電まで」で、我々の全盛期は「土曜も日曜も朝から３時４時まで」だったからまだましだなのだろうか。もっとも私は当時始めて過労状態がどういうものか知ってしまったけれど。でも間違ってるわな、こんな状態は。残業だって付く訳じゃないし。
- マレーシアＧＰ。なんちゅうレースじゃ。ほいでからなんちゅうドライバーじゃ。それにしてもミハエルは早い。かつエグい。
1999年10月13日（水曜日） 曇り - もう十月も半ばだというのにやたらと熱い。
- 先日、事務所の隣のビルに沖縄アクターズスクールの大阪校の事務局が越してきた。
- あいかわらず忙しいが最近「家畜人ヤプー」を読んでいる。忙しすぎて２週間ほどでやっと一巻目が終わろうかと言うところ。これが本当に１９５０年代の日本人作家の手になる文章だろうか？今現在の優秀な作家の作品と言われてもまったく遜色無い。いや、遜色無いどころか・・・。おそろしい作品だ。伝説になるだけのことはある。
- あとは、え〜と、宇宙海賊ミトの大冒険とベターマンの最終回を見た。ミト、う〜ん、なんというかまあそれなりかな。ベターマン、ネタは良いけどシリーズ構成に問題ありだった。だいたい結局ロボットに意味ないやん。キャラの台詞もその場限りだし、みんな人でなしだ。設定だけやね。
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